2020年2月27日にオープンしたホテルアンテルーム那覇にて、大和美緒がエントランス空間全
作家ステートメント
RED DOT (BIO)は自然と生命の営みを司る神秘的な存在がエントランス空間全体を周遊するよう構成した。分解と再構成を繰り返し、連綿と続く終わりない営みを表現する。
沖縄には雄大な自然と共に神聖な場所が数多く存在する。御嶽(うたき)と呼ばれる場は、人と自然、神々とが繋がる空間として機能し、古来から人々は自然の中で自分たちが生かされている事に感謝し、祈りを捧げている。
DOTは植物が時間をかけ成長する様子や地層が堆積してゆく過程を想像し、人の手によって描かれる。身体を介し揺らぎを孕む構造は、ミクロとマクロの視点を行き来する。個々の存在が互いに作用し、その連続は大きな存在へ繋がってゆく。
2020年2月29日