COHJUでは、2024年10月31日より、京都を拠点に活動する3名の若手アーティスト;東慎也、岡本秀、米村優人による三人展「幸ーHAPPYー」を開催いたします。2021年に開催された「ジェットストリーム論法」に続く同作家たちによる二度目となる本展では、「幸せ」をテーマに制作された作品を発表します。幸せとは何か、という根源的な問いに対する三者三様の現時点での答えを、この機会にぜひご高覧ください。
東慎也は1994年大阪府生まれ。京都芸術大学大学院ペインティング領域修士課程修了。ニュースや日常の情景から着想したイメージを書き留め、大胆な筆致を用いて作品を制作する。独特な色使いと豪快に塗り重ねたメディウムの質感から構成される東の作品は、一見するとコミカルで愛らしいモチーフで表現される。しかし、その裏には現代の世相を反映したものから性的な描写を含む自身の個人的な経験まで、幅広い主題が込められており、風刺とも自虐ともとれる独特なユーモアが混在する。
岡本秀は1995年奈良県生まれ。京都市立芸術大学大学院修士課程絵画領域日本画専攻修士課程修了。一般に日本画と言われる技術や画材を用いて、美術史自体や絵画の成り立ちといった自己言及的な概念を主題とした平面作品を制作する。日本画において基礎とされる写生は、実物を観察し対象を描くことであるが、その対象を写した写真や画像もまた物体として存在している、という観点に興味を持ち、画中画や襖絵といった画像とその支持体とを同時に描くという手法を試みている。
米村優人は1996年大阪府生まれ。京都造形芸術大学美術工芸学科総合造形コース卒業。粘土、石、FRPといった多様な素材で現された彫刻を制作している。中でも「アガルマン」(アガルマ;agalma − ギリシャ語での「彫像」にマン;man - 英語での「人」を組み合わせた造語)と名付けられた超人像のシリーズは、現代社会におけるヒロイックな在り方に対する問いや思索を軸に、彫刻が持つそのものの素材、制作行為やプロセスを通じて彫刻のリアリティの模索と探求を重ねる。
▽INFORMATION
幸ーHAPPYー
作家:東慎也・岡本秀・米村優人
会期:2024年10月31日 (木)ー11月20日 (水)
レセプション:10/31(木) PM5:00-8:00
開廊:火曜ー土曜 PM1:00-6:00
※ACK開催期間中は、PM1:00-8:00
閉廊:日・月・祝日 (11月3日は特別開廊)
会場:COHJU
住所:604-0981 京都市中京区毘沙門町557江寿ビル1F
TEL:075 256 4707
Email: contact@cohju.co.jp