デンマーク在住の造形作家 Yuko Takada Keller は、トレーシングペーパーを使って軽やかで心安らぐ空間を演出する作品を制作しています。トレーシングペーパーという半透明の紙を用いることにより、小さなかけらの大きな集合体は光を取り込み、空間に優しく包みこまれる空間を演出します。
本展では、デンマークに始まり、3都市目となる京都にて海を越えて旅する椅子たちのダンス (アニメーションとインスタレーション) と Love World をテーマにした小品をご紹介いたします。人が集うことをコンセプトとした愛とユーモア溢れる Takada Keller 氏の世界をお楽しみください。またオープニングイベントとして「灯りほっこりワークショップ」を12/13 (土) に開催いたします。
Yuko Takada Keller (高田ケラー有子)
1958年 大阪生まれ。京都市立芸術大学芸術学部工芸科卒業後、同大学大学院美術研究科染織専攻修了。
1997 年よりデンマーク在住。トレーシングペーパーという半透明の紙を用い作品を制作。トレーシングペーパーの小さいかけらの集合体は光を取り込み、空間に圧倒される存在感を軽やかに表現する。デンマークを中心にヨーロッパ・日本で造形作家・キュレーター・エッ セイストとして活躍中。キュレーターとしては、日本のアーティストをデンマークに紹介する展覧会を企画。BVLGARIなど企業とのアートコラボレーションや音楽家とのコラボ レーションコンサートにも力を入れている。作家活動だけでなく、デンマークの教育制度や幸福度の高い国民性についての執筆や講演など精力的に活動。著書に『平らな国デンマー ク「幸福度」世界一の社会から』(NHK出版) がある。