COHJU contemporary art では7月7日(土)から8月4日(土)まで、宮田彩加の個展「この視点」を開催いたします。
宮田は、手刺繍・ミシン刺繍にオリジナルテクニックを用いた独自の制作手法で制作活動を行なっています。プログラミングされた刺繍データに意図的にバグを起こし、予測不可能なアクシデントから生まれた糸の層の歪みをみせる「WARP」シリーズや、支持体の布を用いずに糸の結び目のみで構成された「Knots」シリーズなど、エラーという失敗の行為から新たな価値観を生み出します。2017年には、広島市現代美術館にて行われた特別展に参加。国内外問わず海外からも高い評価を受け、いま注目される若手アーティストの1人です。
本展覧会タイトルでもある「この視点」とは、「"個"の視点」でもあり、「"孤"の視点」でもある、と宮田は言います。刺繍という行為を細胞の増殖と捉え、動植物を中心とするモチーフの持つ生命力をひと針ひと針の集積により可視化し、時間の流れをも落とし込んでいます。
COHJU contemporary art では初となる個展です。ぜひこの機会にご高覧ください。