COHJU contemporary artでは、2020年12月14日(土)から1月25日(土)まで、若手作家によるグループ展「untamed vol.1」を開催いたします。弊廊でも初の試みとなる本企画展では、表現方法や出身大学も異なる、関西を拠点に置く20代の4人のアーティスト:今西真也、森園真臣、小谷くるみ、大東真也による新作を展示いたします。企画展のタイトルである「untamed」は、飼いならされていない・抑制されていない・手付かずの、といった意味を持つ英語の形容詞です。大学院を修了して間もない、また現在在学中の可能性に溢れた若手作家の、世界や制作に対する新鮮で自由な眼差しをご覧いただける内容に相応しい言葉として採用いたしました。
塗りと削りの相反する二つの要素で絵画の視覚性を追求する今西真也。コンピュータ上のシミュレーションを現実界で組み直すことで、現実と仮想空間とを超越する美を探求する森園真臣。窓というモチーフを用いて、気配や痕跡といった超自然的な存在を平面に落とし込む小谷くるみ。既製品のガラス瓶に再度熱を加え、自然の摂理と偶然性によって生じる変様をそのまま作品として提示する大東真也。
共に同じ世代・時代を生きる4人のアーティストの今現在のイノセントな表現をご覧いただけるよう、共通のテーマを設けず各々の異なる作品へのアプローチにフォーカスしてご覧いただけるような構成となっております。各方面より注目を集め、今後の活躍が期待される4人の若手作家の新作を、ぜひこの機会にぜひご高覧ください。