米村優人は1996年大阪府生まれ。2019年に京都造形芸術大学(現・京都芸術大学)美術工芸学科総合造形コースを修了。
幼少期より昭和期の特撮ヒーローやロボット、ギリシャ神話の神々といった人智を超えた偉大な英雄への興味から、その圧倒的な存在に対する憧れや恐れ、畏怖の念が内在する彫刻のあり方を解釈し作品を制作。
粘土、石、FRPといった多様な素材で現された「アガルマン」(アガルマ;agalma − ギリシャ語での「彫像」にマン;man - 英語での「人」を組み合わせた造語)と名付けられた超人像のシリーズは、現代社会におけるヒロイックな在り方に対する問いや思索を軸に、彫刻が持つそのものの素材、制作行為やプロセスを通じて彫刻のリアリティの模索と探求を重ねています。
主な展覧会等に「BAROM(あるいは幾つかの長い話)」(京都市京セラ美術館 ザ・トライアングル、京都、2023年)、個展「BARORORM SQUAD 1人でも立ってられるって!」(NEUTRAL 、京都、2022年)「我(WE)」(COHJU、京都、2022年)「アートアワード丸の内2019」(新丸ビル 、東京 、2019年)、屋外彫刻《AGARUMANS (Best Friend)》「ART SCRAMBLE」(グランフロント大阪、大阪、2021年)など。